ジャコメッティ展(国立新美術館)に行ってきた

Pocket

就活の所要があって西麻布へいくことになりいつぶりだろうか、港区へ行ってきた。

おそらく、3年前に婚活パーティーに行って以来か?

美術館も港区は行ってないな~もちろんタクシードライバーとしては嫌っていうほど走ってるから、超馴染みの地域ではあるけど、徒歩だと景色が違うもんで全然わからんかった。

東京ミッドタウン

アルベルト・ジャコメッティ展

前日調べた限りでは、国立新美術館で近代彫刻最大の巨匠、ジャコメティ展が開催中ということで寄ってきた。

概要(ホームページより引用)

スイスに生まれ、フランスで活躍したアルベルト・ジャコメッティ(1901-1966年)は、20世紀のヨーロッパにおける最も重要な彫刻家のひとりです。アフリカやオセアニアの彫刻やキュビスムへの傾倒、そして、1920年代の終わりから参加したシュルレアリスム運動など、同時代の先鋭的な動きを存分に吸収したジャコメッティは、1935年から、モデルに向き合いつつ独自のスタイルの創出へと歩み出しました。それは、身体を線のように長く引き伸ばした、まったく新たな彫刻でした。ジャコメッティは、見ることと造ることのあいだの葛藤の先に、虚飾を取り去った人間の本質に迫ろうとしたのです。その特異な造形が実存主義や現象学の文脈でも評価されたことは、彼の彫刻が同時代の精神に呼応した証だといえましょう。またジャコメッティは、日本人哲学者である矢内原伊作(1918-1989年)と交流したことでも知られ、矢内原をモデルとした制作は、ジャコメッティに多大な刺激を与えました。
本展覧会には、ジャコメッティの貴重な作品を所蔵する国内コレクションのご協力も仰ぎつつ、初期から晩年まで、彫刻、油彩、素描、版画など、選りすぐりの作品、132点が出品される予定です。

国立新美術館

ここは昔画家を目指していた時、2010年の東京美術滞在以来の訪問となった。何度もタクシーでは行っていたけど、7年ぶりの美術館はとても懐かしく感じた。

開館10周年という国立新美術館

歩いてる男性シリーズが代表作らしい、良かった

展覧会の感想

お勧めできる

都内の美術好きは行った方がいい内容であった、特にそんなに期待せずについでに行ったのでギャップが大きいものがあった。

彫刻スキの人以外は、ほとんど実物はみる機会がなかったのではと思う、あれほど小さい作品が多いというのは新鮮だったし、そちらの仕事がメインという感じさえした。

撮影OKのものがあった、SNSの拡散狙いか?

印象が変わった

自分は絵画畑の人間だから、デッサンなどには期待していたけど、やはり彫刻が良かった。ギリギリまでそぎ落とされたフォルムによって、作品は弱さよりも強さを得ており、そのことによって人々の価値観を間違いなく一つ豊かにしたのではないかと実感できたことによって、たいへん素晴らしい作家だと気づかされた。

にほんブログ村 海外生活ブログへ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする