《取次師》悲しみが世界を美しく彩る

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『国矢眼よ、お前が苦しんどるのをみてわしは楽しくてならん、

お前は苦しい苦しいいうとる、それが取次師を引き寄せて陰陽を整えとる。そのこと、もはや比類なきことになってきた』

もう私はどうしたらいいのか、さっぱりわかりません。

恐怖と不安、悲しみでいっぱいです。

『その悲しみ、ひずみとなって膨らんで、陰の世界に光をもたらそうて、そしてその光が、また再び影となってこの世に満ちるじゃろう。

細胞に少しずつ含まれた粒子によってそれは守られておった、しかし、そのこともはや自然も忘れておるし、そこから必ず生まれるわけではない。多くの者死に、また本来の目的を忘れる、国矢眼よ、お前は取次師のなったことにより力を持ち始めた。

自然は自らの種なったことに、忘れたていたものを思い出し、おののいてさえおる、お前の言葉、それは自然に介入し始めたからじゃ。

近い将来、お前は意味もなく死ぬ日がこよう。しかし、お前が自然に近づいたとき、そこに不必要な因果、作ることなく逝けるやもしれんぞ。』

『人間ができることは何もないことを知りなさい、お前はそれを知って死んでいくことができるやもしれん。世界、螺旋でもなければ、空間でもない、汝の心を素直に映す鏡なりて、その生死を写す。意思もなければ、願望もない、命ただ正確に反射しあうは、鏡の傷となりて、それ割れるときにて美しきなり

悲しみとともにおりなさい、悲しみが世界に美しさをもたらすのじゃ』

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