日本の国土がせめてあと3倍あれば
地図帳を見るのが毎日の日課というぐらいよく見ます
(面積上の)大国の躍進は間違いない
将来的には中国と同じように、各大陸の大国であるブラジルやインド、もちろんロシアも躍進することが確実視されている。
覇権国は、
アメリカ
↓
中国
↓
インド
と推移していくであろうが、気になるのは現在のG7や、国連の常任理事国のような準覇権国に、どのような国々がはいってくるのかということだ。
準大国で伸びそうな国
大陸別に、面積、成長力共に有力な国々をあげてみる
トルコ、サウジアラビア、イランの中東トライアングル、タイを中心とした東南アジアの全ての国々で躍進が望めます。
インドネシア
この先、経済発展と人口増加が確実視されており、大国入りは間違いないでしょう。
- 適度な島国であること
- 面積が日本の5倍もあること
- 中国の海洋進出の影響を受けないこと
などから、私自身が最も期待できると思っている国です。将来確実に、常任理事国のような存在になるであろうと思っています。
イラン
北部にカスピ海を抱え、広いオアシスと沿岸を抱えるイランも大国入りの可能性が高いです。農業も盛んで、現在は政情も比較的安定しています。
サウジアラビア
充分な国土と資源を抱え、2050年には国別GDPで第10位と予測されています。
アフリカ
南アフリカがすでに発展していますが、今後はエジプト、ナイジェリアが躍進すると予想されています。ナイジェリアは2050年の国別GDPで第9位と予測されています。
中南米
2050年の国別GDP予測で、インドネシアについで第6位のメキシコをはじめ、コロンビア、チリが有力です。
現在の先進国
ドイツ、日本は没落していくでしょう。
イギリスは、インド、オーストラリア、香港などの元植民地の連合が生きていることと、大都市ロンドンを抱えていることなどから延命しそうです。
日本はせっかく地や涙を流して植民地支配をしたのに、現在の影響力が満州や東南アジアなどで全く残っていないことが痛いですね、まぁイギリスが特殊なんでしょうけど。
せめて国土がもう少し広ければ
日本の国土があと3倍ほど(トルコやイラン位)あれば、人口減少や資源の面でも没落は緩やかになったでしょうに、それでも一時的(1990年頃)に世界の覇権国といってもおかしくない実績を作ったことは驚くべきことです。
当面の世界のバランス
これからが本番の中国の成長
今後ますます中国が爆発的な成長を見せていくでしょう。様々な問題はあるでしょうが、好調な経済がすべてを飲み込み、発展していくはずです。一般の人々の所得、消費が拡大し始めたのはまだ最近のことなので、2050年までに一人当たりの収入は5倍(日本は1.8倍)になります、単純に言うと国力、軍事力、経済力、文化等、すべてが5倍になるということです。
民主化のタイミング
国が先進国化していく中で、いつかは民主化を迎えるだろう中国ですが、その時期は誰にも分かりません。現在の市場や制度が維持されるのか、全く新しいものに変わってしまうのか、とても興味がありますが、中国はすべてを包括しながら成長・拡大し続けるでしょう。
使用画像©帝国書院『大きな文字の地図帳』
コメント
工業化以前に海外進出するどころか、徳川家のような糞田舎大名が天下をとって鎖国なんかしでかすから、日本はこの有様ですよ。戦国時代末期の日本は、ヨーロッパ全部を合わせたよりも多くの火器を保有し、ヨーロッパ最大の人口を有したフランスに匹敵する1500万の大人口を有する国家だったんですよ。
同時代のイングランドは総人口400万、ポルトガルなど100万人で世界の半分に覇を唱えました。
フィリピン、台湾、インドネシア、ボルネオ島、それに広大なシベリアだって手付かずだったのに。太平洋戦争の原因となった石油資源だって、17世紀にオランダの真似をしてスマトラ島を支配下においていれば十分な量が入手できたはず。それどころかオーストラリアが赤道の先に横たわっていたというのに・・・。どうしてこんな惨めな歴史しか歩めなかったのか。せめて信長が幕府を創設して日本の近代を導いてくれたらよかったのに。残念です。
>nekokutiさん
なるほど、鎖国ってそんな弊害があったんですね、たいへん勉強になりました。
まさにロシアは、現代から見れば理にかなっていたということですね。せめてフェリピンと台湾、どこでもいいので満州のような大陸の一部分が欲しかったところです。そうすればアメリカや中国と並ぶ国になりえたかもしれませんね。