中国人はなんでも食べる。
昆虫のサナギは必ず宴会には出てくるし、必ず外教は食べることになる。
宴会にサナギが出てこないなどと言う奇跡はまずない。
山盛りである。
山盛りうぃ~である。
だが安心していい、半年後には見ないと落ち着かなくなってくる。
中国人と一緒に話を出しつつ、
「これもなかなかどうして乙なものですね‥‥」
などと言い出すだろう。
その他にも、ムカデ、ザリガニ、なんでもありである。
中国に住めばザリガニも好きになるのが、またあるあるな話である。
日本にいると、あ~ザリガニうぃ~食いてぇ~
とか時々思って自分でも驚く。
しかし、日本語学習者がザリガニをエビというのは少し違和感がある。
あれは、エビではない。
ザリガニは、ザリガニである。
中国人は猫を食べるのか
結論からいうと、現代中国人は猫を食べないそうだ。
これは吉林省で実際に中国人に聞いたことだから、正しい言える。
とはいえ、中国は広い。
ある場所では正しくないかもしれない。
大学に存在する野良猫
大学には猫がたくさんいる。
半飼い猫、半野良猫のような感じで、自由気ままに学生や近所の人が面倒をみたりしている。
一部の有志の学生が、これまた気まぐれにある猫をひいきにしたりする。
オシ猫である。
そうすると、猫はたいてい同じ場所で平和そうに暮らしている。
中国人はなんでも食べる?
しかし、ふと考えた。
中国人はなんでも食べる人達なのではないか?
古より、中国人は4本脚のものは机と椅子以外は食べるというではないか。
では、猫もたまには手を出されて、無残にも食べられてしまうのだろうか?
ほぼ同級の中国人日本語教師に聞いてみる機会があった。
先生からの回答を聞き、私は安心した。
ちょうど昼食中だったので、なおさらである。
中国も猫ブーム
現代では猫を食べることはないそうだ。
道理で吉林省という冬場は-25℃にもなる場所で、野良猫が生きていけるわけである。
野良猫は、皆がかわいがっているから生き延びれるということだ。
本当かどうかは知らないが、あくまで日本在住経験のない中国人女性の話として、信憑性は高そうである。
中国でも、中級都市には必ず猫カフェがある。
犬の方が伝統的には人気があるが、猫は愛玩の対象として保護される存在なのだろう。
中国人は犬は食べるのだろうか?
いい機会なのでついでに聞いていた。
「先生、そういえば野良犬は見ませんけど、犬はどうでしょうか」
先生ははにかむように、なぜか恥ずかしそうに笑った。
少しこの先生は奥ゆかしいのだ。
私は嫌な予感がした。
食事中である。
先生は少し顔を赤らめながら言った。
「犬の方は、もし道を歩いていたら捕まえられてしまうかもしれません・・・・
食べられてしまうんです」
と。
朝鮮族の犬肉
中国には犬肉を食べる習慣がある。
主に吉林省に多く住む少数民族である、朝鮮族の方々である。
やはり犬には、まだまだ愛玩とは別の犬種が存在するようである。
犬好きの方には、なんとも申し訳ない限りだ。