中国人の丸い顔
中国人の顔は丸いのか。
中国人の顔は果たして丸いのだろうか?
アニメや物語でも面長に細長い目、長いあごひげといった風貌で表される人物も多い。
でも現実にはなんだか丸顔の人も多い気がする。
この記事では、主に女性の顔に焦点をあてて、考えてみたいと思う。
蔡英文(台湾総統)顔
私が勝手に名付けている顔の系統に蔡英文顔という系統がある。
台湾総統の蔡英文を見てもらえると分かるのだが、
- まん丸の輪郭
- 額は平らで広い
- 目元が優しい
- 骨格が目立たない
- 黒髪でストレート
という点が特徴である。
江蘇省の丸い顔
この蔡英文顔が男女ともに中国人には多数いるように思う。
そして、この顔、実はある省にものすごく多い。
それが、江蘇省である。
なにかと江蘇省と並べられる省に浙江省があるが、こちらではほとんどこの顔が見られない。
どちらかというと、浙江省は文化的にも少し漢民族を外れ、海洋文明の影響を受けている気がする。
方言にも、日本語と似たような言葉が多いそうだ。
在日中国人はほとんどが浙江省の出身者だというし、なにかと日本と縁が深い場所である。
ただ南部の温州などまでいくとまた少し蔡英文顔が増えていくような気がしている。
いずれにしても、浙江省では江蘇省よりも明らかに少ないように見える。
江蘇省の女性でいえば、約半分以上の女性がこの丸顔の特徴を持っているといっていいと思う。
男性も同じで、江蘇省にはこのような系統の顔が多い。
男女ともに優しい顔立ちということができるだろう。
中国の中原に近い山西省、河南省などにも多い顔であることから、漢民族特有の顔の一種だということができるだろう。
東北地方の顔
では、それ以外の場所ではどうか?
私があまり把握できていない土地もあるが、内陸に行けば行くほど、丸顔の人が増えていく印象を持っている。
それは、現在住んでいる東北地方の黒竜江省でも丸顔が多いということと矛盾しない。
遼寧省、吉林省は、私の印象の中では最も面長の人が多い。
しかし、黒竜江省までいくと、また少し変わってくる。
なんと丸顔の人が増えていくのだ。不思議だが、確かにそういう印象がある。
色が白く、頬骨は目立たなくなる。
しかし、蔡英文顔がどちらかというとエラが張っている感じに見えるのに対して、黒竜江省ではエラも目立たない人形のような顔に近づいていく。
また、ここでは蔡英文顔は少なくなるが、別の系統の丸顔が増えてくる。
中国伝統芸能顔ともいうべき、目が少し大きくて、派手目な顔だ。
顔の中で目や口が比較的大きく、パーツがやたらと主張しているような顔である。
この顔は、中国各地で多く見られる。
これも、漢民族の顔といっていいかもしれない。
四川省の顔
内陸に行けば行くほど、顔は丸くなっていく。
それを最もよく体現しているのが湖北省、さらに四川省と入っていく中国南西部である。
武漢でも面長の人は少ないが、四川省だとさらに少ない。
さらに、四川美人に代表されるように、色が中国一白い。
これは四川省が山深く、平地が少ないため、太陽が届きにくく、色白になるということだ。
また、四川省が美人の宝庫と言われる理由に、少数民族の存在があるだろう。
内陸にいけばいくほど民族などの混血化が進み易く、比較的美人が多いと言われている。
そういう意味では、北京や上海よりも武漢や重慶、西安などの内陸都市が美人の宝庫ということになるのかもしれない。
まとめ
私はここであげた、蔡英文顔や中国伝統芸能顔が好きである。
日本人とは違いがあり、すぐに中華系かな?と分かる。
そして、基本的に近寄りがたい印象もないし、親しみやすい顔である。
皆さんは、中国人の顔にどんな印象があるだろうか。