『ドキュメント72時間』で最も印象に残った”マグナム依田さん”という人

国矢眼は、NHKのドキュメント72時間が好きだ

しかし必ず観るかというと全く違う。

やってたらみるぐらい、4、5回に一回ぐらいの割合かな、そんな私だが、年末にある”朝まで72時間”だけは欠かさず録画するようにしている。この特番は、その年の視聴者投票で決められた番組を一気に10本ぐらいみれるからだ。

2016年年末の朝までドキュメント72時間も、もう何度も見直したが、どうしても気になって、とりあげておきたい人物がいたので記事にしたいと思う。少し調べると著名な人のようで、ネットに引退を惜しむ声がたくさんあった。

 

それは『札幌、聖夜のバスターミナル』の回に出てきた人物

で、ありきたりの出会いや、仕事帰りの人ばかりの中あらわれた、カップルが、涙で別れるシーンの直後である。

以下、コメントを引用してみる。

「滝川行きです。僕、障がい者なんで バスだと半額になるんで・・」

「くも膜下出血で 左側がみえないんです」

「発症するまで有名人だったんですよ。インターネットの中で、写真ブログっていうのでランキングがあって一位とかで、日本ブログ大賞っていうのも受けたこともあって・・」

「すごい仕事もわんさかあったころで、ちょっと世の中バカにしていた時代もあって」

音声:最近カメラを再開したそうだ

夕張シューパロ湖の地図ですね、ダム湖に炭鉱の町が埋まってるんですよね。せっかくだから、初日の出をシューパロ湖で写しちゃおうと」

「やさしい色にくるまれた炭鉱のやぐらとか、美しい色にくるんでやりたいと思うんですよ、やさしい雪が降ってたりとか。うそでもいいからやわらかく撮りたいですよ、今は」

「美しいっていうのと悲しいっていうのは同じ言葉だねって北海道を見てます、うまくいってないから美しいのあるよ絶対」

「それでは、メリークリスマス!」

といって元気に去っていったけど、ちょっとしたインタビューの中で、全く予備準備もせずにすごいことを言うなと感じた。

 

軌跡のインタビュー

なんというか感性と、病気をした境遇と、偶然の撮影が生んだ奇跡のような場面だったと思う。
このインタビューで思ったのは、人間は年がいくほど感性が大事かもしれないということ。どのくらい感じられるのかによって体感寿命はすごく変わってくるし、人と同じようなことをしていても普通に感性は劣化していってしまう。

 

30代にも入ると、人間はもう新しい発想というものはなかなかできないだろう。

そんな中で、このマグナム依田さんと言う人は、皆がひと段落しようとしているときに、新しいことをやろうとしている、やはり大病をしたというのが大きいのではないかなと思った。

悲しみや不幸でうまくいかない、おそらくものすごいジレンマをかかえているのだろう、だからだろうか、心から美しい人だと感じた。

 

 

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『火の鳥(未来編)』【手塚治虫】を読んだ感想を書いてみた

火の鳥としては鳳凰編に続き二冊目、現在は2冊しか所有していない。

『火の鳥(未来編)』感想

手塚治虫最高傑作

火の鳥シリーズ鳳凰編が最高傑作の呼び声高く、個人的にも何度も読み返してしまったので、それは超えないだろうと思っていたが超えてきた。

やはり、ネットで調べた限り、『アドルフに告ぐ』との二大最高傑作に推す声が最も高いことも頷けた。

未来の世界

未来都市や、空飛ぶ自動車などは装飾に過ぎず、前半のムーピーゲームもしかりだろう、中盤、後半にかけて益々勢いを増していく感じだ。これは鳳凰編でもそうであったけど、もっと強調されている、鳳凰編といわんとしているところは似ており、やはり仏教的な影響が多分にみてとれるが、もっと上級者受けというか、輪廻的でもないマクロな視点が描かれていた。

個人的に、コスモゾーンというのは真理からみてどうなのだろうと感じたが、自分の思想とだぶるところもあり、興味深かった。

火の鳥の活躍

火の鳥がもっとも活躍する編ではなかろうか、鳳凰編ではほとんど姿を見せなかったのが、何度も登場して主人公のマサトに助言する。不老不死になったマサトが神となり、最後は思念のみとなったところも新鮮だった。

軽く何千年、何万年と生き続けるマサトが、全くその素養もないのに、継続だけで天才になっていたというのが面白かった。人間の継続の力とはすごい可能性があると思わされた、最後は生き続けるだけで神となってしまうのだから。なにごとも継続できない自分には、そこが一番ひっかかったが、今後ともじっくり読んでいくことになるだろう。

個人の思想にまで宿る普遍性

思想的に左寄りのところが作品に色濃く出ている気がする、私も戦争は嫌いだし、環境破壊も嫌いだが、何事も善悪では考えないようにしている。起こったことはすべて正しいという思想の中から、自分の正しいところを目指すのである。

しかし、ラストで火の鳥が偽善的な解釈をするのだけれど、それで質がおちるというようなことはなくて、むしろ、素晴らしいラストのようにも感じられた。改めて単なるストーリーと絵、思想だけではないなにかがあるような気がして、手塚治虫のすごさを感じさせられた。

昔、黎明編など数冊を所有していたが、あまり良くなかったと記憶している、未来編が火の鳥、最高傑作だろう。読み返していきたいと思う。

画像©『火の鳥 未来編』

 

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一人暮らしマスター家に残った一番古いものは?イエペス~禁じられた遊びCD~

私の10年以上の一人暮らしに耐えてきたものはあるのか。

そんなことがふと気になったので記事にしてみる。

まず目についたのが、家電の中から炊飯器が残っていた。TOSHIBA製で京都の大学に入学した時のものをそのまま使っている。

衣類関係では、革靴があった。

これも高校生ぐらいで購入したもので、タクシードライバーとしても活躍するなど、私が唯一修理しながら履き続けた靴である。ところが、底を増設してもらったとたんタクシードライバーを辞めてしまったので、今はクローゼットに眠っている。

それらを抑えて一番古いものをアップしてみる。

《アルハンブラの思い出/イエペス、ギター作品集》である。

私は音楽が大好きでCDをよく聴くのだが、最近のメディア発達の中でも気にいったものは買うようにしている。しかし、たいていは2,3年ごとにブックオフなどに売却しているので手元にはそんなに残っていない。その中でなぜこの作品が残っているのか、正確な理由は分からないが、一言でいえば厭きなかったということに尽きるだろうと思われる。

もう一つの要素として、学生時代にクラシックギターにはまっていた時、購入した教則本の最後の曲が、このCDの最初の曲《禁じられた遊び》だったということがあると思う。何度も聴きこんで完璧に演奏できるよういなったが、それも10年前の事で、今ではそのギターも手放してしまった。

 

今では、このCDもボロボロでブックオフに売ることもできそうにない。おそらく読み取れなくなるその日まで手元に残すことになるであろうと思う。興味がある方は、是非レンタルでもしてもらえれば、クラシックギター音楽の良さを味わうことが容易である。

アルハンブラの想い出/イエペス、ギター名曲集 [ ナルシソ・イエペス ]

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