私の10年以上の一人暮らしに耐えてきたものはあるのか。
そんなことがふと気になったので記事にしてみる。
まず目についたのが、家電の中から炊飯器が残っていた。TOSHIBA製で京都の大学に入学した時のものをそのまま使っている。
衣類関係では、革靴があった。
これも高校生ぐらいで購入したもので、タクシードライバーとしても活躍するなど、私が唯一修理しながら履き続けた靴である。ところが、底を増設してもらったとたんタクシードライバーを辞めてしまったので、今はクローゼットに眠っている。
それらを抑えて一番古いものをアップしてみる。
《アルハンブラの思い出/イエペス、ギター作品集》である。
私は音楽が大好きでCDをよく聴くのだが、最近のメディア発達の中でも気にいったものは買うようにしている。しかし、たいていは2,3年ごとにブックオフなどに売却しているので手元にはそんなに残っていない。その中でなぜこの作品が残っているのか、正確な理由は分からないが、一言でいえば厭きなかったということに尽きるだろうと思われる。
もう一つの要素として、学生時代にクラシックギターにはまっていた時、購入した教則本の最後の曲が、このCDの最初の曲《禁じられた遊び》だったということがあると思う。何度も聴きこんで完璧に演奏できるよういなったが、それも10年前の事で、今ではそのギターも手放してしまった。
今では、このCDもボロボロでブックオフに売ることもできそうにない。おそらく読み取れなくなるその日まで手元に残すことになるであろうと思う。興味がある方は、是非レンタルでもしてもらえれば、クラシックギター音楽の良さを味わうことが容易である。