ロシアはどうしてあんなに広いのか
領土拡大のシュミレーションゲームにはまっていることによって、現実の国の領土にも興味が出てきた。ヴァーレントゥーガというパソコン無料ゲームなんですが、殺人的な時間泥棒で多くの時間を無駄にして、出会ったことに公開しています(;´・ω・)
小国は大国には勝てない
ゲームで、最初から大きい国を使うのは簡単で面白くないので、あえて小国を選んで難易度を上げている。
その結果、見事に隣の大国の餌食になり、1ターン目でなにもできないまま滅亡してしまうこともあれば、そこそこ頑張って領土を拡大できても、もともと少ない人員や物資を拡散させているために、質が悪くこれまたジリジリと滅亡に追いやられる。
小国の運命
小国で生き残るには、
- したたかな外交で延命を図る
- 歴史に残るような豪傑を輩出し、領土を拡大する
しかなく、すぐに滅亡へと追い込まれるのが現実的だ。
現実の国の領土を見て思ったこと
※帝国書院『大きな文字の地図帳』より
大きな国
世界地図を見て、真っ先に思うことはロシア、中国、アメリカ、カナダがでかいということ。インドやブラジルは、ゲームでもありそうな大きな国レベル、オーストラリアは島だし、新大陸だしで説明はつく。
アメリカや中国
アメリカも新大陸で、国の成り立ちは教科書にもでてくるし、なんとなくわかる。中国も始皇帝がよくこんなに広い範囲を統一したよな~と、その大局観に感心するばかりだ。
ロシア
ではロシアってなんでこんなにもでかいんだろうか。
モンゴル帝国のチンギスハンや、中国の始皇帝みたいな存在は知らないし、国の成り立ちも特に勉強した記憶はない。
調べてみると、ロシアの元の国はモスクワ大公国で、バルト海周辺でしのぎを削っていたようだが、敵対していた当方からの騎馬民族を火薬などによって駆逐、東方が目立った国家や集団のない無法地帯であったため、なんと勢力はアラスカまで達したという。
画像©ウィキペディアより
メリットのない北方
しかし、中国や日本を初め、他の文明もあったはずなのに、どうして進撃しなかったのか。
防寒設備も発達していない当時、探索するだけで壊滅するような場所を開発する気は、そもそもあまりなかったのだそう、でもそれはロシアも同じじゃないだろうか。
それが、どうやらロシアは違ったらしい、”金のなる木”をみつけたのだ。
進撃したのは商人だった
進撃した人が歴史に残っていない理由が分かった。
それは、黒貂(テン)の毛皮を手に入れるために、商人たちが未開の地に街を造りながら進撃していったらしいのだ(一部武力で駆逐)。それらは、欧州との交易で信じられない高値で取引され、モスクワに莫大な利益をもたらしたというから、人々はこぞって金を求めて、命がけで東方を目指した。
黒貂の毛は、例えば油彩や水彩で絵を描くときの絵筆など現在でも高価だ、別名セーブル筆ともいい高級筆の代名詞的な存在。
無法地帯にモスクワの人々が造った町は、やがてモスクワに帰属することになっただろうし、そうなるのが自然だ。
まとめ
ロシアが大きくなった理由は、
- 前身のモスクワ大公国
- 黒テンを得るため(商人)東方へ進出
- 東方が未開の地だった
- まだ他国が興味を示さなかった領土を拡大した
というのが、今回分かった。
コメント
あ