少し前に、試してガッテンの総集編かなにかで、けん玉が脳に非常に良く、
- まだできない技を習得しようとする時
- すでに習得した技を練習する時
に使う脳の部位が全く異なり、他のスポーツとは段違いに脳全部をカバーするので、ボケ防止や集中力アップなどの能力開発にとても有効であるということを知ってから、私はさっそくけん玉を購入して練習を始めた。
”ふりけん”に魅せられた。
一通りけん玉に慣れてくると、私はある一つの大技に魅せられていく。それがふり剣と呼ばれる技だった。
ふりけんという技はけん玉を代表する技のようで、こちらのサイトでもその奥深さが語られているので、↓に引用しておく。
ふりけんは人生の壁
最初にふりけんを先生に習った時に、「ふりけんはね、人生の壁なんだよね」と。そう言われても全くピンと来なかったのが正直なところであった。どうしてふりけんが人生の壁なのか?
ここからは私の解釈になるが、けん玉の奥深い良さを感じることができた瞬間がある。それは、玉の穴の動きをとらえて自由に玉をコントロールできる感覚をつかめた瞬間だ。その代表的な技が、「ふりけん」(イラスト参照)である。玉を振り上げても穴が自分に向いてくれない。どうすれば、玉は言うことを聞いてくれるのか?
この感覚の習得は人生を変える。けん玉の深い世界への扉を切り開いた瞬間なのかもしれない。
私なりのふりけん上達のコツ
私も練習を始めた時には、いったいどうやったらこんな奇天烈な技ができるのだろうと思ったものだが、今では調子がいい時は3割、悪い時でも1割の確率で成功するようになった。連続成功の最高記録は5回が最高で3回ほどある。
そんなまだまだ初心者な私だが、ふりけんのポイントをまとめてみたい。
初心者による、超初心者のためのふりけん攻略法のポイント
なにも考えずにまずは投げまくる。
↓
自分の身体に向かってきていた球が、時々剣先に当たるようになる。
↓
球が、必ず剣先に当たるようになる。
私の場合は、複数のサイトで必ず謳われている持ち手を手前に引くという感覚が理解できなかったので、とりあえず投げまくっていたのだが、この辺は指導者がいるかいないかで大きく違ってくるとは思う。
少しはふりけんができるようになってきた今だから言えるのは、手前に引くという表現は少し大げさで、初心者がそれを理解することは難しいのではないかと思う。引くと言ってもその引きはごくわずかで、感覚を説明するのは難しいが、少し手首を返すぐらいのものではないか、と考えるようになった。
最初は100回投げても、500回投げても入らないし、入る気がしないものだが、とにかく動画などを参考にしながら投げまくればなにかが掴めてくる。指導者がいない場合はそれしかないような気がする。
ふりけんは、剣先が傷みやすい。
ふりけんという技は、剣先に入れる技なので、とにかく剣先が消耗してすり減ってしまう。なので、事前に木工用ボンドや、アロンアルファなど、身近なボンドや接着剤で固めておくことをおススメする。
もし持ちが悪いようなら、ホームセンターに行って靴修理や、屋外用の接着剤などを試してみるとよいだろう。私は靴底補修用のパテのようなものを塗っておいて、剣先が露出してきたらまた塗り直している。
↑ふりけんの練習で、剣先がなくなった初代けん玉。二代目は補強しながら使っている。
けん玉の可能性
「できない」が、「できるかもしれない」になり、これは「できる!」に変わっていった時に、けん玉に限らず、人生の壁を越える勇気と度胸を獲ることができるという心の変化を体感する
ふりけんなんて絶対できる様にはならないと思って、憧れだけで練習し続けていたのだが、それが15パーセントほとの成功確率になったことで、小さいけれど確かな自信を手にすることができたし、世界一周や日本一周などの新しい技にも挑戦できている。
当初の目的であった、能力開発の効果がどこまで出ているのかは分からない。しかし、それ以上の楽しさがけん玉にはあると思っているし、これからもマイペースに続けていこうと思っている。
コメント
お気付きかもしれませんが、スポンサーリンクがうまく貼られていないようなのですが、一度確認されたほうが良いかもしれません。
としさん、わざわざご指摘いただきありがとうございます。私が見るかぎり特に問題なさそうなのですが、どのあたりですか?トップページの関連リンクのあたりでしょうか?