脂漏性皮膚炎と発症
脂漏性皮膚炎なのか?
なんだったのか?
今ではもうはっきりとは分かりませんが、私は大学1年生のころ、京都の下宿で脂漏性皮膚炎らしき発症します。
鼻頭にニキビとは違う湿疹
はっきりと記憶しているのですが、夏休みが終わってちょうど自動車教習所と授業とまだ慣れない一人暮らしで忙しかった時です。
鼻の頭にニキビのような見慣れない湿疹ができました。
少し透明がかったあまり見たことがない感じのもので、痒みや痛みは全くありませんでしたが、日数が経っても治らないので不思議でした。
急に鼻頭の痒みに襲われる
ある日急に鼻頭がとてつもなく痒くなったのです。
来る日も来る日も掻きました。
たぶん分類すれば脂漏性皮膚炎ということになると思うのですが、この時までの症状がかなり特徴があったので、今でも少し不思議なかんじはします。
経験したことのない炎症
発症した直後は、まだ特別な病気とは思わずに放置していました。
そのうち炎症も治まると軽く考えていました。
でも反対にどんどん顔の炎症が広がってきて、鼻や頬に広がっていきました。
まだ様子を見ようかともおもいましたが、思いきって早めに慣れない土地で皮膚科を調べて受診しました。
脂漏性皮膚炎の初期
まだこの時は脂漏性皮膚炎という言葉さえ知りませんでした。
皮膚科に行くと第一声で
「鼻の皮膚病は治りにくい、難しい。他の肌と鼻の肌は違うでしょう・・・」
と言われました。
なんだか不親切で嫌な感じでした。
治療を諦めているということに当時は気づけないまま、3回ほどそこに通ったような気がします。
最初の皮膚科でステロイドを大量処方
最初の診察で大量のステロイドが処方されました。
マイザーとリンデロンの名前ははっきりと覚えています。
主なステロイド外用薬
1群 最も強い | デルモベート・ダイアコート・ジフラール |
2群 かなり強い | マイザー・ネリゾナ・テクスメテン・アンテベート・フルメタパンデル・ビスダーム・トプシム・リンデロンDP・シマロン |
3群 強い | リンデロンV・エクラー・ボアラ・ベトネベート・フルコート・プロパデルム・メサデルム |
4群 中程度~弱い | キンダベート・アルメタ・ロコイド・リドメックス・レダコート |
5群 かなり弱い | プレドニゾロン |
・上記のようにステロイド外用薬は種類が5段階に分かれています。
3、4種類処方されましたがリンデロンが一番弱いステロイド薬でした。
自分に合った皮膚科医を探すのが重要
最初の皮膚科の選定に間違ってしまったことも影響したと思います。
顔の炎症の症状が出たばかりの人が、もしこのブログを読んでいましたら、くれぐれも病院選びだけは気をつけてください。
安易に近所の皮膚科に行かず、必ず脂漏性皮膚炎の治療を扱っていることをホームページなどで確認してからいきましょう。
この病気は患者数が多いわけではないので、これは仕方のないことです。
自分から積極的に情報を探して、自分にあった皮膚科医を探しましょう。
それがこの病気を治す第一歩となります。
慢性的に赤ら顔になる
顔の赤みやテカテカなど、様々な症状はすっかり慢性化して、赤ら顔となってしまいました。
人生はまったく別のものになりました。
バイト先や職場で
「トナカイ」というあだ名をつけられたりもしましたが、それで原因で大学を休むなどということはせず、よく交流もしましたし、接客アルバイトもずっと続けました。
脂漏性皮膚炎発症の原因は
脂漏性皮膚炎の原因は、ストレスだと思って間違いないかなと思っています。
私は九州から京都の大学に上京して、ただでさえ慣れない生活をしていたところで、二学期からすぐに自動車教習所へ通い始めてしまったことで、生活が乱れてしまったのでしょう。
この行動は何度も後悔しました。
そして、職業柄大学生と接することもあるので、実家から遠く離れた人には、とにかく健康には気をつけるようにいつも話しています。