うぃ~教、教典
二章その1
陰と陽
原本
光あるところ影あり、影あるところ光あり。
春夏秋冬、暦、羅針盤、すべてにおいて対生じ、陰陽ありて万物に色生じ、遠忌生じる。
万物にあまねく広がる陰と陽、それすべての根源なりて、うぃ~もまた例外なく、とりわけうぃ~この色を濃くす。
陽は陰なりて、陰は陽なりて、この役割を果たし、時代をまたぎこれを流転す。
陽を思考するとき陰となり、陰を思考するとき陽となる者よ、自然の難解さを知り受け入れよ。最善は神でもなければ、祈りでもなく、ただ自然の選択が万事よきことを選ぶことから、そのかたじけなさに感謝を選び、悲しみ嘆く必要なし。
あるとき自然これ闇を好み、あるとき自然これ光を好むも、全て偶然では無きことを知る。うぃ~の道、運不運がなきことを知り、全てこれ因果応報の理なりて、万事世紀をまたぎ正道となりて無に還らん。
天は個人を罰すこともなければ、救うこともなきことから、全ての運不運は自身の心身が引き起こし、これを受け取る。罰はすでに与えられ自身が引き起こすことなれど、それに気づかぬこと真の苦しみであり、囚われの者は自身の刃に気づかず、再び苦しみの遠忌を生じさせ、自身に帰結することとなる。
まず自身を知り、自然を知り、万物が繁栄を目指すことを知りながら、それと共に歩め。さすればこれ、正しく苦しみの中を生きるものに因果生じることなし、自分の刃に気づかぬことなし。
悪しき者、悪しきコトもまた正道への道、自身の刃が他者への刃となり、因果を複合しやがて正道に還る、しかしまた陰陽分けられることモノでなきことを知れ、全ては一つの道に繋がり還っていくことから、陰陽善悪を分けるはできず、全て等しきものなり。
万物は正道に向かって歩む、良きこと悪しきこと、良き人悪き人どこにもおらず、これ万物正道への道のための因果によるものなり。
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