今年の2月、鞍馬寺で引いたおみくじを見返してみた。
おみくじを引いた背景
当時の私は、まだデイトレ退場前で、最後の真剣勝負をかけようとしていた。
トレード10年以上で負け越した額は、300万円に上ろうとしていたが、多画面モニターパソコンを用意して、本格的なデイトレに参入しようとしていたわけだ。
このブログも、ちょうどそのさ中、デイトレ収益日記として誕生した。
そんな中、年末年始に帰省していなかったので、一度帰省することになり、京都の友人を訪ねた時に、鞍馬寺に立ち寄った。
人生で初めた引いた凶
参道の途中、中宮のような場所でおみくじがひけるようだ、相場の二倍の200円の、無人高級おみくじであった。
私は、デイトレのゲン担ぎに一つお金をかけてみようと思った。
そこで引いたのが、人生で初の凶のおみくじである。まさか凶を引くとは思ってもみなかったし、保存することをみこしたかのような高級紙である、受け入れるしかなかった。
すぐには消化できないなと、すぐに感じた。
今思えば、私をデイトレ地獄から救ってくれた、大きな出来事であったかもしれない。
株式トレードはギャンブルだ、ギャンブルを辞めるというのは並大抵のことではない
西原理恵子さんもこの本で書いていた
もう手元にないので詳しくは分からないけど、ギャンブルにおいて大事なのは、寸前のところで立ち止まって
- 超えてはいけないものに気づけてひきかえすのか
- なにもかも犠牲にして、一線をふみこえていくのか
で人生の明暗が分かれると書いていた。
そして、ギャンブルから足を洗うことは難しく、自分の周りでも、ほとんどの人が2になってしまうという。
ギャンブルに追いつく稼ぎなし
西原さん自身は、
”ギャンブルに追いつく稼ぎなし”
という常識を破れて、稼ぎがギャンブルに追いついたので助かったというのだ。
私の場合も、もし
- 年末年始の100万以上の損失
- おみくじ凶
がなかったらどうなっていたか分からない。
神仏にすがるタイプの人間ではないけど、鞍馬寺は私の一番よりどころにしている場所であるから、それが大きかった。私にとっては、常になんらかのメッセージを与えてくれる場所だ。
デイトレに手を出さない自分が、今でもよくわからない
なんで、こんなにすっぱり辞めれたのか、足を洗えたのかということについては自分でも不思議だ。
ブログにデイトレ退場を宣言しての、あっぱれな幕引きだった、今でもトレードをしたいと思うことはあるけど、もう二度とやらないようにしたい。
私は、足を洗うことで完全に目が覚めたようだ。
儲けられる可能性はあると思うし、成功できる人はいるだろう。
しかし、自分にはバカげたことをやっていたと思えるようになった、自分にはできないことだったのだ。
今持っている株は、ずっと持ち続けるだろうと思う
といっても、もうベトナム株しかないんだけど、困らない限りはずっと持ち続ける。もう月に数回しかみることもなくなったし、下がろうが上がろうが気にはならない。
いろんな要素があると思うけど、このブログやおみくじが救ってくれたのは絶対にある。とくにこのブログに打ち込めなかったら、きっと手を出していたに違いない。
そしてズルズルと資産を減らしていただろう、考えるだけでぞっとする。
デイトレ用のパソコンを、寸前のところで買わなくて本当に良かった。
鞍馬寺、おみくじ全文
第39番 凶
このみくじにあう人は
万事
我が頼みに思うものに
そむかれることあり
油断は禁物
火災盗難に注意
しかし、
神仏の御加護を念じ
身を慎み誠を尽せば
遠からず幸せは訪れる
○病気 一層の養生
○恋愛・縁談 時を待つべし
○待人 来ず
○訴訟 叶うでも悔むことあり
○失物 出にくし
○売物 時を待て
○建築・移転 時を改めるがよし
○旅行 見合わせるがよし
○金運 急ぐべからず
○受験 努力し、時を待つべし
以上