酒さ、脂漏性皮膚炎、赤ら顔、毛細血管拡張などの、顔に発生する慢性の皮膚病ははっきりとした原因が分からず、特効薬がありません。
どこのサイトを観ても、医者に見せても、はっきりとした明確な治療も答えもありません。
そのような状況の中、少しでも現在苦しんでいる患者が情報を共有しなければならないという思いからこの記事を書いています。
脂漏性皮膚炎の治し方
私が体験してきたのは慢性化した鼻と周辺の赤味や炎症の症状です。
脂漏性皮膚炎の治療、療法(赤ら顔)、日々の心がけを更新して共有したいと思います。
まずは皮膚科の診断
異常を感じたら、まず皮膚科に行くことを検討します。
なんだか自分の顔面が、赤い、痒い、テカテカする、乾燥するなどのいつもと違う肌の状態を感じたら、すぐに皮膚科を受診しましょう。
皮膚科に行く目安
自分の顔の皮膚が明らかに手の甲と違う場合、ニキビなど原因がはっきりしている場合は良いですが、なんらかの突発的な異常を感じたら、名医探しを始めることを勧めます。
しかし、やみくもに近所の皮膚科に行けばいいというものではありません。
皮膚病に対する評判がとても良いという口コミが一番信頼できるし、安心です。実家の近くでなくて親などからの情報がない場合は、インターネットで検索しまくりましょう。
顔面難治性紅斑(酒さ、赤ら顔、赤鼻、脂漏性皮膚炎、酒さ様皮膚炎)などのことについて詳しく書いてあれば、信頼度は高いと思います。
赤ら顔に向き合ってくれる医師を探す
脂漏性皮膚炎などに力をいれていない皮膚科も多いと思いますし、ほとんどがそうかもしれません。
赤ら顔に真剣向き合い、治療する意志のある医者を探すことから始めましょう。
私の場合は大学1年生の時に脂漏性皮膚炎を発症してから、最初に行った皮膚科もこのような病院で、たいした説明もなくステロイド外用薬を3本処方されたことをハッキリおぼえています。
ハッキリいってこのような病院に行っても症状を悪化させるだけです。
この病気はとてもしつこいので、たいした説明もないステロイド処方なら、なにもしない方がマシです。悪化させてしまうだけだと思います。
信頼できる医師が見つかって、初めてこの治療の段階に入れると思ってください。
信頼できる医師でないと、それはセルフケアとなにも変わらないと思った方がいいと思います。
だからまずは信頼できる医者を探すこと、それがこの病気と向き合う第一ステップです。
治療の参考(私の場合)
いろいろな意見があると思いますが、私的にはステロイド外用薬を使うことが必要ではないかと考えています。
この考えは変わるかもしれませんが、本当にしつこい慢性の炎症を抑える時に、やはりステロイド外用薬は有効ではないかと思うからです。
しかし、絶対に正しいと言い切れないのは、プロトピック軟膏という優秀な薬の存在があるからです。
この判断は本当に難しく、副作用がないプロトピック軟膏に切り替えるのなら、最初から使わないという判断もありではないかと思います。
ステロイドで赤味(炎症)をとる
どちらにしても私は現在の担当医の方針に同意するという主義をとって、現在はステロイド外用薬を使う方法がベストだと判断しています。
そもそも万能な薬はありませんから、状況に応じて信頼できる医師に判断して、適切に量や種類を調節していくのが基本だと思います。
ステロイド外用薬の効果
自分の経験からいっても、ステロイド外用薬は相当効果があります。
炎症や赤味はほとんど消えますが、根本的な毛穴の問題などは完治しきれないように思います。
また私の様に口周り、鼻の脇などに毛細血管が浮いているような症状(毛細血管拡張症)がみられる場合は、効き目が薄いというか、ほとんどないようにも感じます。
脂漏性皮膚炎の場合、普通は毛細血管拡張の症状はないそうですから、これは私が特殊な症例であるだけかもしれません。
いずれにしても、脂漏性皮膚炎による普通の炎症には効果があります。
リンデロン軟膏で十分
一般的な脂漏性皮膚炎なら、ステロイド外用薬の種類はリンデロン軟膏だけで十分だと思います。
もしあまり炎症がない状態で、副作用などの十分な説明がないままマイザーなどの強いステロイド外用薬が処方された時は、その病院は少し疑った方がいいかもしれません。
ステロイド薬の副作用を常に説明してくれる医師は、信頼できる医師だと思います。もしそのような医師に出会ったら、信頼して治療を任せましょう。
プロトピックを使い始める
ステロイドで炎症を消したら、次はプロトピック軟膏で炎症と向き合っていきます。
プロトピック軟膏は副作用がないので、安心して使えますし、脂漏性皮膚炎や顔面難治性紅斑を治療するなかでは中心的な薬となります。
塗ってからは一日中テカテカが続きます。この薬が一番塗っていることが目立つなと個人的には思っていて、そこが残念な点なのですが、休日を上手く利用したり、マスクを利用したりして治療していきましょう。
ニキビの薬も処方してもらう
顔面の慢性化した炎症にはニキビのような症状が出ることが多いです。
個人的にはニキビの薬はほとんどテカテカしないものが多いので、仕事で人前に出る時でも気にせう塗ることができます。
細菌を殺すという点でも、脂漏性皮膚炎などが悪化したりするよりはむしろ、いい方向に向かう可能性が高いです。
ニキビの薬は、医師に相談してぜひ処方されることをお勧めします。
悪化したらリンデロン軟膏に戻す
私の担当医からは、ぶり返したら一度リンデロンなどの弱いステロイドに戻してから、再びプロトピック軟膏に戻すという方法を推奨されています。
この方法は、副作用のあるステロイドを集中的に使って、短期で副作用のないプロトピックなどに切り替える方法で、メリットが大きいと考えます。
治療のまとめ
完全に副作用がない薬もあり得ませんし、完全に効果が出る夢の様な薬はありません。
また、一週間後には症状が消えてしまうような治療をしてくれる病院もあり得ません。
長期戦になることは覚悟して、たとえ完治が難しくても症状をコントロールしていくことを続けることで、完治の可能性もみえてくると思います。
スキンケア
スキンケアについては、それぞれのやり方があると思います。基本的に無添加の化粧水と乳液を使うことが大事だと思っています。
朝はぬるま湯で石鹸は使いません。夜の入浴の時に、無添加で合成界面活性剤不使用の石鹸で顔、頭、全身を洗うようになりました。
合成界面活性剤に触れないことが脂漏性皮膚炎にいいという情報をみて、今は実験的にそのような生活をしています。
明確な効果が出れば、またブログでシェアしたいと思います。
スキンケア用品
化粧品に関しては普段は海外在住のため、かなりの制限を受けますし、十分知識が増えていきません。
大事なのはとにかく刺激を感じない、なるべく無添加のスキンケア用品を使うことだと思います。
こんなことは基本中の基本だと思うのですが、特に男性陣は見落としがちかもしれないと思い忠告させていただきます。
私は、中国の安価なクリームを使っていた時期に、軽い痛みを伴ったことがありました。一週間もせずに使用を中止したのですが、今本当に後悔しています。
これ以降、毛細血管が拡張して酒さのような症状がひどくなってしまったからです。
化粧水:なめらか本舗 化粧水 NA 200mL
海外でも安定して手に入って、かつ無添加なものということで、メジャーな
なめらか本舗 豆乳イソフラボン化粧水
のノーマルタイプを使っています。
乳液:オードムーゲ
乳液は現在オードムーゲの乳液を使っていますが、中国に行くと手に入らなくなってしまうので、海を渡れば化粧水とおなじなめらか本舗 豆乳イソフラボン乳液に変える予定でいます。
個人的に今の症状ではオードムーゲ乳液がベストかなと思っています。
日々のストレスケア
皮膚病では本当にストレスケアが大事だと、アレルギー科の医師に毎回言われます。
現在、コロナショック下でストレスも溜まりやすいので、自分でストレス発散法を見つけて、小さいことでも実行していくことが必要です。
医師の話では、30代男性の脂漏性皮膚炎発症のほとんどが、ストレスが原因ではないかと考えているそうです。
まとめ
私自身の脂漏性皮膚炎、酒さ、赤ら顔などの全ての症状が完治した時、そして全ての情報を共有できたときにこの記事は完成すると思います。
それまで、時間は必要かもしれませんが、完治の決意をもって更新を続けていきます。