中国語でも〈めいそう〉は同じく瞑想と書き、ミンシャンという。
だから、先生の趣味はミンシャンをすることです。とか言うと生徒から
「うぃ~、それは良いことですよね・・・・」
とか
「先生、それは動くのですか? 止まっているのですか?」
などと質問を受けることがある。
今回は私がやっている瞑想方法の基本を簡単に紹介する。
私がやっている方法はヴィパッサナー瞑想
私がやっている方法はヴィパッサナー瞑想という方法で、その昔お釈迦様が悟りを開いた時のベースとなった瞑想であろうと考えられている。
お釈迦様は仏教の開祖となる前、様々な修行をする中でいくつもの瞑想を経験したとされている。
ヴィパッサナー瞑想とは?
この瞑想は、簡単に説明すると自律神経を観察すること。
体の感覚を感じることと説明されることが多いのだが、本来のヴィパッサナー瞑想は人間のいしとは関係なく動いている、臓器とか呼吸とかの自立神経を観ることと説明することといえる。
瞑想を体験してみよう!
ちょっとそこのお兄さんやお姉さんも瞑想をかじってみよう。
そんなに難しく考える必要はない。自律神経を感じるだけ、初心者はまず呼吸を感じることがいい。
呼吸の観察
第一ステップは呼吸を観ていく。
呼吸は古代より、
- 自律神経(意識せずに行う)
- 非自律神経(意識してもできる)
の両方で動かせる特徴があるということで、呼吸を観察することが重要とされた。
呼吸を観察することで、普段私たちが意識している心とは別の領域(潜在意識)まで感じることができると考えられてきたのだ。
呼吸は、意識と潜在意識を行ったり来たりできるたったひとつの鍵とみられていた。
どうやって呼吸を観察するの?
では、どうやって呼吸を観るのだろうか?感じるのだろうか?
これも具体的に方法がまとめられていて、
- リラックスしてあぐらをかいて座る。
- 眼を軽く閉じる。
- 呼吸を鼻呼吸だけにする。
- 鼻と口の間の皮膚に意識を集中する。
- 鼻の下に鼻から出る空気の流れを感じる。
だいたいこのようなステップが、どんな瞑想指導でもだいたい初心者に行われるはずだ。
自然な呼吸を続けるのがポイント
しばらくずっと皮膚の観察をしてみる。
意識を鼻の下の皮膚(本当に狭い部分)に集中させることが必要。
呼吸に合わせて規則正しく皮膚に風があたるのを感じられれば、かなり集中できている。
この時、変に意識して呼吸したりすると、呼吸は自律神経から意志で動かす方法にシフトしてしまう。でも、慣れてきてもずっと続く問題なので、気にする必要はない。
どのくらい座っていればいいの?
別に時間は決まっていない。
5分でも、10分でもいい、ゆっくりと眼をあけてみよう。
なんとなく頭がさえている、スッキリしている気分を味わうことができると思う。
あまり知られていないが、瞑想は脳を回復させる。
脳が回復すれば、身体も回復する。そう、ドラクエのゴレムスやスラリンは、本当に回復していたのだ。
まとめ
以上が瞑想の基本的なやり方だ。
瞑想は、いろいろな流派があるし、ヴィパッサナー瞑想だけでもいろんな方法がある。
そして、いくら習っても自分なりの個性や生き方が反映されていく。
でも皆最初はこれをやっているので、ちょっと瞑想でも試してみるかっていう感じでやってみてほしい。
気軽にこの世界を体験してもらえたら、瞑想者としてとても嬉しいことだ。