ゴレムスとは?
35歳~45歳ぐらいの人には説明不要かもしれない。
ゴレムスとは、家庭用ゲーム端末であるスーパーファミリーコンピュータ(通称:スーファミ)の大ヒットソフトである『ドラゴンクエストⅤ~天空の花嫁~』の中の敵キャラクター、ゴーレムが仲間になった時の名前である。
1体目の名前がゴレムスで、自動的に名前が決まっており、変更はできない。同一モンスターは4体まで仲間にすることができ、2~4体目の名前はクニヤメは存じていない。
ドラクエⅤの思い出
この『ドラゴンクエストⅤ』は相当のヒット作であるが、クニヤメが相当にやりこんだ勇逸のゲームといっていいいかもしれない。はっきりとした記憶はないが、主人公のレベルは最高90ぐらいまで上げたし、最も後に出てくるモンスターであるヘルバトラーも1体仲間にした。キラーマシン2体、ギガンテス2体、グレイトドラゴン2体も仲間にしたのを記憶している。
その他の特質するものとしては、初期のモンスターであるドラキーを最高レベルの99まで育てたりもした(これは教会を使った裏技でやった)。ドラキーは雑魚モンスターであるが、Lv99にもすればHPが500になったりとラスボス戦でも戦えるようにはなる。
裏ボスであるエスターク
たしかエスタークだったと思うのだが、ドラクエⅤには裏のラスボスがいて、ゲームをした後でも何度もその裏ボスを倒すことができるため、ずっと遊び続けることができる。
エスタークを倒すのに何ターンかかったのか?というただ一つの要素だが、それがなかなかやりこみ要素がある。
ゴレムスの力
いったいいつだったのか?はもう覚えていない。おそらく何度かクリアして、駆け足でゲームクリアを目指した時だろう。私は瀕死のパーティーでエスタークまでたどり着き、早々に主人公たちがやられ、たしか最高レベルであるLv40のゴレムスだけが生き残ったことがあった。あまりゴーレムが好きでなかった私は、実力は知りながらも過去に育てることがなかったが、エスタークでのやりこみを目的にしており、はやくゲームを進める必要があったのだと思う。その時は、ゴレムスを絶対的な戦力として必要としていたのだ。
ゴレムスが1体になった段階で、私は当然そう長くはもたないし、まさかエスタークを倒せるだろうとは思っていなかった。戦いはまだ始まったばかりで、エスタークの体力がまだ相当残っていることが分かっていたからだ。
瞑想の力
よく覚えていないが、ラスボスは瞑想のように自分でHPを回復する術も心得ていたように記憶している。
しかし、勝ち目のないようなたたかいであったが、ゴレムスは死ななかった。それどころか、「気合ため」「攻撃」「めいそう」を繰り返すといういたってシンプルかつ的確な攻撃によって、エスタークの体力を奪っていったのだろう。なん十ターンか経過した時、うぉーん!という声とともにエスタークは倒れた。
神秘の能力として刻まれた瞑想
これが私がゴーレム、ゴレムスという名前や存在上に、瞑想という力を見せつけられた、人生で最大の出来事だった。このようなヒット作のゲームで、瞑想という不思議な技が、このような設定を与えられ、それだけでラスボスを倒すことができる。
なにか神秘のベールをまとったように瞑想という言葉を深く深く、魂に刻んだ瞬間であった。