中国人と停電とニーハオトイレ

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中国に入国して隔離中、瀋陽のホテルにいた

その時、スカイプで家族と話した時に、瀋陽で大規模な停電というニュースがあったが大丈夫か?

という話がでた。

コロナ禍での中国渡航。2021年9月23日開始。 今回、コロナ禍で中国への渡航をすることになったので、記録しておきたい。 便...

後日、youtubeの中国情報などを見ていると、広州恒大集団のデフォルトと大規模停電への対

応に政治家が苦慮などという説明があった。

ニュースになるぐらいのかなり大規模なものだったのだろう。

中国の停電は日常茶飯事

中国の北京などではほとんど停電もないと思われるが、中級都市や田舎での停電は日常だ。

停電は日常生活と切っても切れない程、密接に関わっているといってもいい。

例えば週に1回も停電しない週があると、けっこう珍しい。

停電と言っても丸一日電気が来ないという日はほとんどない。

  • たいてい朝起きたら停電
  • 仕事が終わって夕方に停電

などのケースが多い。

で、顔が洗えないなど軽くパニックになるが、3時間後には戻る場合がほとんどだ。

市民の中には、なんとなくいつも〇曜日の朝だとか、第〇曜日の午前だとか、事前情報があるのかもしれない。

しかし、中国語が分からない外国人にとっては抜き打ちで停電の波に放り出される。

何日も電気が戻らない時もある

何日も電気が戻らないこともたまにはある。

特に私の職場でもある大学などは、生活に直結していないので放置される場合が多かった。

その時は、けっこう大変である。

トイレの水が流せないため、大便器の中に、便が朽ちたピラミッドのように不規則に積みあがる。

なんとなく田の字をいくつも重ねたようなものが、お尻のすぐ近くまで迫っている。

臭い。

とにかく臭い。

しかしである。

その臭い中に少しでも自分の大便が乗ればこちらのものだ。

もう全く臭わなくなるのだ。

これは、中国の七不思議の一つであるかもしれない。

便器は和式である。

これは基本だが、もちろんニーハオトイレでドアはない。

これが2019年の話である。

水もときどき断水、お湯は更に少ない

まず基本的な電気が出ないのだから、水も平気で断水になるし、お湯はもっと貴重だ。

シャワーは基本的にチョロチョロしかでないことも多いし、出たとしても日本の様に無尽蔵ではない。

そして設備の問題もあって、お金を出せば解決するということでもない。

シャワーを浴びる前は、まず電気を使ってお湯をためる必要がある。

まだまだ発展途上

やはり、破竹の勢いとはいえ、中国はまだまだ発展途上国で、地域差や格差が大きい。

特にインフラ面はまだまだ整っていない。

14億の中国人全員が日本人と同じ生活をしようとすれば、国土が3倍以上必要だということである。

しかし、中国は確実に変わっている。

2019年ニーハオトイレだったトイレは、私が退職する時にはすでに使われなくなった。
新しい校舎が建ったからだ。

新しい校舎のトイレ、こちらの校舎で授業をするチャンスなかった。

これから、ますます中国の変化は加速していくだろう。

もう、学校でニーハオトイレに出会うことはないかもしれないなと思いつつ、また次の学校でも、案外ニーハオトイレなのかもしれない。

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