中国人と関わり始めて4年目になる。
具体的には、2年間中国に住んで、大学で日本語を教えていたことがある。
その時、様々な名前をみてきた。
関わった中国人はほとんど学生なのだが、約300人位。
一年に40人ぐらい微信(WeChat)に登録する名前が増えていく。
転職して学校を変えたりすると数も増えやすく、赴任一年目では100人は超えるかもしれない。
中国人と名前
中国人の名前と日本人の名前を比較すると、いろいろな違いがある。
私が特に思うのは中国人の名前はバリエーションが少ないということである。
特に日本語読みにすると
- 趙(ちょう)さん
- 張(ちょう)さん
など読みが同じものもあり、教師としてはやりづらい。
中国人と名前のバリエーション
中国人の名前は、主だった名字がだいたい100文字ぐらいしかない。
よく使われる名字はもっと少なく、初めてこの名字を見るな~というような学生はほとんどいない。
名前もバリエーションが日本よりも少なく、300人位のWeChatの登録があれば、同姓同名が必ず出てくる。
現在教えている大学と、過去教えていた大学に同姓同名の学生がいると本当い紛らわしい。
急に過去の学生から連絡がきて、勘違いして話を進めていた時もある。
中国人と名前の文字数
日本の名前は、例えば、山本高太郎や山本太郎とか、山本充とか、文字数のバリエーションが比較的多い。
名字についても同じことがいえる。
中国の場合、名字は大部分一文字だ。
一度、学生に聞いてみたことがある。
「名字は1文字だけなんですか?2文字はないんですか?」
すると答えは
「2文字の名字もあります。このようなものがあります」
と書いてくれたことがあったが、300人以上の知り合いの中では誰も存在しなかった。
全員が名字は1文字なのだ。
中国人の名前はほとんど1文字か2文字
中国人の名前についても、名字と同じく1文字か2文字の人が99%以上だと思う。
これも私が出会った中国人の中で、ただ一人の例外を除いて全員がそうである。
ただ一人の例外が私が過去交際していた女性だった。
中国人で氏名が四文字
元彼女の名前(氏名)の文字数は○○○○と四文字あった。
この時点でかなり珍しく、私は眼を疑った。
そして、名前の最後は日本人のように雪子で終わっている。
○○雪子
それが本名だった。
余談だが、中国人で最後に子がつく名前はかなり珍しい。
私が知っている限り、他に誰もいないかもしれない。
200人以上の学生名簿を見返してみたが、最後が子で終わる名前は見つからなかった。
中国人で名前が三文字
よくよく聞いてみると、雪子の前の文字も名前で、名前は〇雪子の三文字だということが分かった。
つまり名字はスタンダードな一文字である。
〇 〇雪子
(姓)(名前)
日本人の名前を考慮したわけでもないということだった。
彼女は正真正銘の中国人、漢民族で、河南省出身。
河南省といえば古代中原の中心地である。
そして、河南省の中では一番難しい河南大学の出身で、そのまま北京の大学院に来ていた。
彼女は母がつけてくれたといっていた。
「生まれた時、雪が降っていたから」
と言っていたが、彼女が生まれたのは確か夏である。
この辺り、言葉の行き違いがあったようだ。
まとめ
300人以上の中国人と知り合い、連絡先を交換した。
その中で、氏名が四文字以上の人がわずか一人。
そして、名前が三文字の人も一人。
本当にレアな確率である。
彼女は俗にいう、キラキラネームのようなものなのかもしれない。
確認しなかったことを後悔している。
今後も、漢民族で名前が三文字以上の人と出会うことができたら、テンションが上がるに違いない。