赴任当初、私は34歳でした。
今はもう40歳が見えてきましたから、今よりは若かったです。
年齢というのは2つに大きく分けるなら、
人生の前半と後半は35歳で別れるのではないか?
と私は思います。
そういう意味では、ギリギリまだ若者で外教を経験できたのは良かったです。
同時に、40歳過ぎて明らかにおじさんになってから、中国の大学で一人で教えるのは大変だな~と思います。
年々いろいろな寂しさを感じることが増えるのではないでしょうか。
しかし、それでもすがりつく人は多いと思いますが…。
また、コロナがそれでも好きなとこにいれるだけマシかな、と思わせるような転機にはなりま
したね。
大学で教え始めてすぐの時、
「先生は中国に結婚相手を探すためにきたんでしょうか?」
というようなことを言われました。
もし今なら、
「うんうん、君はいい感性をしているね。その通りなんですよ。うぃ」
とかいうかもしれませんが、当時の私はそんな考えは全くありませんでしたから、
「コイツ、なんて失礼なやつなんだ…うぃ」
と心の中で軽蔑しました。
でも、私の人生はそういう方向に流れていきます。
なんでも否定すればそちらの流れになるのかもしれません。
彼は、こちらがのんびりして楽だからこちらにいると言っていました。
それから約10年後、私は日本から逃げた中国大学の外教(外国人教師)という全く同じ立場になりました。
現在の私はというと、もう中国で結婚相手を見つけて、永住するのが一番自分には幸せな道かなと思い始めています。
人それぞれ大事なものは違うし、いろいろな方法もあると思いますが、
長期的に安定して居場所を確保するとなると、仕事ではどうしても弱い気がします。
やはり、結婚するというのは法的にも一番保護されるように思うのです。
日本で一度も恋愛できなかった私が、簡単に結婚できるとは思えませんが。
中国で恋愛する
2年間の中で、一度中国人女性と付き合う機会がありました。
ちょうど黒竜江省に旅行に行っている時、マッチングアプリで出会いました。
彼女は北京の大学、中国社会科学院大学院博士課程で社会学を研究している学生でした。
マッチングアプリ『探探』で出会う
中国の外教ならみんな、気休め程度にダウンロードしている『探探(タンタン)』というマッチングアプリがあります。
簡単な写真とプロフィールが流れてきて、お互いが気に入れば連絡がとれるシステムです。無料で使うことができます。
彼女が哈爾浜に研究に来ていて、その時、ちょうど黒竜江を旅行していた私に出会いました。
中国で外国人が異性と付き合うには、この探探が便利だと思います。
彼女のように外国人や年上が好きな人も、たぶんたくさんいるはずです。
中国ではかなり普及しているようで、大学で起動すると自分の学生や他の外教の先生が現れます。
当然相手にも私のプロフィ―ルが流れているはずですが、そのことを話題にされたことはありません。
たぶん、中国に住んでいる独身者で、アプリを入れていない人の方が珍しいからです。
中国人と恋愛する
もちろん同僚や、信頼できる人からの紹介があれば、一番安心でしょう。
私も同僚に紹介をお願いしましたが、残念ながら
「先生は年をとりすぎています。中国の田舎では30歳をすぎたらもう独身者は少ないです」
といわれていまいました。
実際にアプリを使っても30代、特に30半ば~後半は極めて少ないです。
私は、なんとか二年間いた最後の半年で、大学院生と付き合うことができました。
恋愛に必要な中国語
実際に恋愛するのに、そんなに難しい中国語は必要ありません。
しかし、それなりの勉強が必要で、1年では足りないと思います。
やはり2年、HSKでいえば4級があればなんとか対応できると思います。
中国語検定でいえば3級ぐらいでしょうか。
私は当時HSKを受けたことがなかったので、なんとも言えないのですが
- 彼女が共産党に入党しない理由
- モンゴル帝国の元は中国か
という議論を中国語でして、彼女の頭の良さに感服してたりしたので、これぐらいの内容が会話で話せるなら問題ないと思います。
やはりリスニングが一つのネックになると思うのですが、毎日聴いていると一時的にかなり向上しました。
別れてからは、突然リスニングができなくなりましたが‥‥やはり慣れですね。
彼女は社会学の専門でしたが、英語がペラペラで本屋の洋書コーナーでは洋書をすらすら読み、レストランで洋楽がかかると、即座に中国語で意味を話してくれました。
現代中国では高学歴の人なら英語が話せる人も多いので、やはり英語が話せる人には恋愛にも有利かと思います。
すでに中国は世界の教育や経済の中心地ですから、世界中の人と恋愛をするチャンスもあるでしょう。
わがままな中国人女性
中国女性と付き合う上で、やはりネックなのが自己主張が強く、わがままな点です。
もともとそういう傾向なのか?
それとも一人っ子政策で一人っ子が増えた影響なのかは分かりませんが、とにかくわがままです。
私もたいへんな目に遭いました。
一番よく覚えているのが、自分と彼女の分の弁当を買って帰った時、
「私が好きなものはなに?私は肉が好きなの!!」
といってゴミ箱に弁当を捨ててしまったことです。
たぶんなにか気分を害していたのでしょうが、あり得ない対応だと思いました。
男性陣は、普段からこのような女性達に鍛えられているので、基本的に女性に対して自己主張は少なく紳士的です。
中国で婚活する
今の希望は、次の赴任地で婚活がしたいということです。
チチハルという辺鄙なところですが、あれこれ考えてもしょうがない。
もう38歳という年齢は遅すぎますが、まだ30代ということで最後のチャンスとも言えそうです。
私がもし前回の吉林省時代のように給料が5500元しかないなら、そんな余裕もないと思います。
しかし、今回は10000元を軽く超えるぐらいあります。
この額はチチハルの中の中の給料が4000元(瀋陽の隔離ホテルでチチハル人と偶然居合わせ、
聞いた)ということを考えればかなり多い金額です。
そういう意味で、今は婚活できる条件があります。
中国の婚活が果たしていくらかかるのかは分かりませんが、100万円ぐらいならなんとかなる
かもしれないなと思っています。
もっともチチハルにいれるのは一年未満の予定ですから、慎重に考えれば、やはり踏み出すの
は難しいかもしれません。
このブログで、中国ローカル婚活情報も発信できれば!
という思いもありますが、まずは仕事と生活を頑張ります。