中国と日本の違い。
漢字とひらがな。
中華料理と日本料理。
大陸と島国。
うるさい人。静かな人。
(イメージです)
中国人と日本人の違いは、様々なところに現れます。
見た目こそほとんど見分けがつかず、東京の人混みから中国人を見つけるのはなかなか難しいと思います。
中国在住3年目の私が、日本人と中国人の差について紹介します。
日本人と中国人の違い
日本人の私からみて印象的な違いはいくつかあります。
まずは外見的なことから紹介していきます。
同じ東アジア人で、顔はそれぞれの個性もあり分かりにくいです。
一番差が出るのはファッションや髪型、体型などです。
女性がよくスニーカーを履く
ファッション面では、男女とも共通してあげられる特徴に靴があります。
とにかく、男女ともスニーカーをよく履きます。
特に人気があるのが、女性の履く鮮やかな白いスニーカーです。
日本でもスニーカーを履く女性は見かけますが、なかなかショッピングやデートに履いていく人は少ない気がします。
中国人女性のお洒落には、ピンクや白系のスニーカーが欠かせません。
男性の髪型
男性の髪型に特徴があります。
主流の髪型で、日本ではあまり見られないものがあります。
分かり易く言うと、少し極端ですが北朝鮮の金正恩スタイルです。
モヒカンまではいきませんが、両サイドの髪を深く刈り込む、またはきれいにさっぱり剃ってします人もいます。
ということで、中国で日本人男性が散髪してもらうのは大変です。
両サイドを深く刈り込んで頭頂部と差をつけるのが主流なので、日本人からみるとかなり違和感があります。
ですが説明しても、日本風カットを理容師は受け入れてくれません。
中国在住の日本人にとっては、あるあるです。
女性のスタイルがいい
南北差や地方差はありますが、日本人と比べてとにかく足が長いです。
それから、胴体が丸く細いです。
対する日本人は肩幅が広く、胴が扁平で太いです。
女性だと結果的に中国人のウエストは目立ちません。
どちらかというと、胸から下のラインはストンと落ちて直線的です。
私が中国の服を買うとサイズ的に小さいものが多いです。
肩幅や腰回りの寸法が少し小さめだと感じます。
やはり、日本で服を買う方がしっくりくるし、長く着られます。
中国人の性格面での違い
性格面では、人と人の距離が近いです。
日本だと、例えば大阪などでは知らない人から話しかけられそうなイメージはあります。
中国はそれがもっと激しくなった感じでしょうか。
なにか困った時に、隣に座っている人に話しかけても自然です。
同じ目的で並んだり、時間を待っている時など、話をしない方が逆に不自然に思われます。
だから、中国人が集団になると、例え初対面同士でも会話がつきません。
これは、本当に良い文化だと思います。
同じ大陸でも、ベトナムや韓国、インドはそんな風ではくワンマンでした。
すぐに協力し合うのは中国人の特徴かもしれません。
私も積極的な方ではありませんが、中国にいれば違和感なく溶け込めるから不思議です。
食べ残しはOK
中国人が食事をする時のイメージと言えば、やはり丸テーブルで中華料理です。
現実もイメージそのままで、丸テーブルに大きな丸皿に料理がきて、皆でつついて食べます。
実際の大学教師時代の、会食の光景です。
日本と大きく違うのは、
- どんなに料理を残しても失礼とはならない
- 一人一食ではなく、料理が大皿で来る
- テーブル上は屋外の地面という感じの認識ぐらい汚す
という点です。
食べれなかったら、残すというのは自然だと考えられています。
あらかじめ多く食べる人の量に合わせていて、多い人は残してくださいぐらいの感じです。
ですから、中国の学生食堂でも大部分の学生は全部食べ切れずに残します。
巨大な残飯の量を見ると、文化とはいえどうにかならないものかな?
と日本人なら思ってしまいます。
これも、中国在住の日本人あるあるの一つです。
中国人から見た日本人
逆に中国人からみた日本人はどのように見えているのでしょうか?
ここでは、中国人大学生から指摘された3点を紹介します。
- 男性の髪型が変
- 歯が悪い
- 女性が働かない
中国の大学で働き始めて、まっさきに学生たちから言われたのが、この3点でした。
中国を知らない日本人からすると、少し不思議に思いますよね。
1.男性の髪が変
これは、日本人と中国人の認識が同じで、お互いを変だと思っていることです。
ある意味、貴重かもしれません。
私も最初は理解できなかったのですが、男性の髪型はサイドを大きく刈り込むスタイルでした。
そのことから中国人男性に長髪は少ないです。
日本のドラマや芸能人などを見た時、男性の髪型が変に長く感じるといいます。
「日本人男性の髪は女みたいです」
と学生によく言われました。
2.歯が悪い
これが一番意外でした。
中国人は歯の状態がとてもいいです。
特に大学生は虫歯がなく、皆真っ白でした。
「日本人は歯が悪いでしょう」
と学生から責められ、私は初めてこの差を知りました。
いったいどこから日本人の歯が悪いということを知るのか分かりませんが…
確かに街に歯医者がほとんどありません。
でも、学生が日本人より丁寧に磨いているというわけでもなさそうでした。
男子学生は
「特に肉、骨付きの肉や硬いものを毎日食べるのが当然なので、歯が丈夫になる」
と得意げにいいました。
たしかにそうかもしれません。
日本にいる時より、中国では歯をつかっているな~という実感はあります。
3.女性が働かない
このことを指摘された時も驚きました。
1人や2人ではなく、多くの中国人がそう思っています。
日本人が働かないわけではなく、日本人女性が働かないとみているようです。
確かに、中国人は経済を大事にするので、育児など頼める者は親に頼ってお金や出世を大事にします。
日本でも成長期が終わり、女性の社会進出も進んでいますが、働こうとする意欲は中国人女性の方が強いです。
中国では食事の用意や家事も女性がするという感じではありません。
得意な方が食事を作り、暇がある方が家事をします。
女性の方が多く稼いでいるという家は決して少なくありません。
日本とは比較にならない程、男女平等なのです。
まとめ
以上、中国人と日本人の違いでした。
私が気になるものを簡単にまとめてみましたが、いかがでしょうか。
まだまだたくさんあると思いますが、皆さんは中国人のなにが気になるでしょうか。
これからも、中国人のいい所を、たくさんみつけていければと思っています。